昔在って、今無い物の一つが『標準価格米』
これは昔、国策として米の値段を毎年決め
全国何処で買っても「10K 二千何百円」とした。
そして基本的に米の銘柄は選べず、その地方の近郊の米が詰められている。
我が大阪では、消費量が多い関係で大阪以外に京都、滋賀、兵庫県からも流入するが基本的に地元米が供給される。
そんな関係で新潟の標準価格米はササニシキ、秋田の標準価格米はアキタコマチ、そして大阪は本当に不味い地元米、というしくみ。 大阪の米、ほんまに不味かったで。
だってあんな汚い水で作ってるんやもん、美味いはず無いやん。
そんな中、「自主流通米」と言うお米もあり、少し高いお金を出すと大阪でもササニシキを買える、といった仕組み。 (これが標準価格米制度)
そう、大阪ではお金持ちは自主流通米が買えて美味しいお米を食べる、そして普通の家は不味い地元米の構図。
食生活の中の一番基本的なお米でもちゃんと貧富の差があり、子供ながらに「絶対大きくなったら、成功者になって美味しいご飯を食べよう」というハングリー精神を養う要因になっていました。
でも大分怠惰なハングリー精神しかない小生はギリギリ秋田の大学に無事合格。 そして彼の地で食った標準価格米としての「アキタコマチ」 滅茶苦茶美味い、これがこの値段で買えるのか?(感動!!!!)
本来の成功者を夢途中に果てながらも美味しい米GETに成功した小生、すこし「秋田にずっと住もうかな?」と思ってしまったものです。
追伸 でも大学時代に米の自由化になり、普通に大阪で「アキタコマチ」が食べれる様になって、大阪に帰ってきた次第です。